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大正期の結婚相談

家と恋愛にゆらぐ人びと

大正期の結婚相談

大正期の『讀賣新聞』「身の上相談」の詳細な分析から、人びとの葛藤の様相をあきらかにした配偶者選択の歴史社会学。

著者 桑原 桃音
ジャンル 社会 > 社会学
社会 > ジェンダー
社会 > メディア
出版年月日 2017/03/30
ISBN 9784771028661
判型・ページ数 A5・226ページ
定価 3,300円
 

目次

序 論 社会の変動にゆらぐ結婚観
第1章 伝統性/近代性というゆらぎを超えて
第2章 『讀賣新聞』「身の上相談」の登場―結婚問題を共有する場の成立
第3章 結婚相手を誰がどう選ぶのか
第4章 結婚相手に求められる条件
結 論 家と恋愛のゆらぎ、そして現代へ

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内容説明

『讀賣新聞』「身の上相談」への投稿者たちは、配偶者選択をめぐって、親は自分に配慮しているか、自分は親に配慮しているか、また親の配慮に自分は気づいているか、親に自分の配慮を示せているかで思い悩む。このような、現代にも通じる人びとの苦悩・葛藤は日本社会が大きく変動した大正期に、いかに形成されていったのか。大正期の『讀賣新聞』「身の上相談」の詳細な分析から、人びとの葛藤の様相をあきらかにした配偶者選択の歴史社会学。

〈著者紹介〉
桑原 桃音(くわばら ももね)
龍谷大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得後退学.博士(社会学).
龍谷大学社会学部非常勤講師,同実習助手を経て,現在,流通科学大学商学部特任講師.

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