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新版 心の論理

現代哲学による動機説の展開

新版 心の論理

科学的・数理的な記述に還元されないものとしての人間の思考を、現代分析哲学の成果を踏まえながら「心の論理」として形式化する。

著者 金子 裕介
ジャンル 哲学 > 哲学
出版年月日 2017/12/20
ISBN 9784771029729
判型・ページ数 A5・200ページ
定価 2,530円
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

イントロダクション

第I部 実践的三段論法
第一章 理由の順序と複合三段論法
第二章 実践的三段論法の論理

第II部 行為としての思考
第一章 規範
第二章 言語行為論
第三章 ヒンティカのデカルト解釈

第III部 心の規範性
第一章 言語行為の分類学
第二章 規範性に向かって
第三章 心の規範性

第IV部 倫理的思考:功利主義とカント
第一章 ザングヴィルの描像の拡張
第二章 ベンサムの功利主義
第三章 カント

第V部 カントとミル
第一章 道徳法則
第二章 ミルは功利主義の救世主と成ったか

第VI部 ヒュームによる功利主義の完成
第一章 ベネボランス
第二章 コンベンション
第三章 ヒュームと道徳法則の問題
第三章 形式化に向けて

おわりに

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内容説明

科学的・数理的な記述に還元されないものとしての人間の思考を、デイヴィドソンやオースティンに代表される現代分析哲学の成果を踏まえながら「心の論理」として形式化し、 そこに、伝統的な哲学と倫理の議論(カントや功利主義)を組み込んで行こうとする。

<新版で充実させた内容>
新版では、ミスを直し、もっと読み易い体裁に書き換えられました。また、人名ならびに事項の索引も充実を図っています。
内容においても、かなり長い注が幾つか付け加えられました。
・アリストテレスと徳論倫理についての注(141頁注5、145頁注1、172頁注1)。
・デカルトについての注(第II部第三章の至る所)。
・メルロ=ポンティについての注(151頁注12)。
・最大多数の最大幸福についての注(162頁注16)。
・社会契約論についての注(165頁注22)。
・選好功利主義そして行為功利主義と規則功利主義についての注(169頁注1)。
・アダム・スミスの公平な観察者についての注(171頁注4)。
・道徳感覚についての注(174頁注8)。
など。
本文構成については、旧版と変わりありません。

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