目次
第I部 実践的三段論法
第一章 理由の順序と複合三段論法
第二章 実践的三段論法の論理
第II部 行為としての思考
第一章 規範
第二章 言語行為論
第三章 ヒンティカのデカルト解釈
第III部 心の規範性
第一章 言語行為の分類学
第二章 規範性に向かって
第三章 心の規範性
第IV部 倫理的思考:功利主義とカント
第一章 ザングヴィルの描像の拡張
第二章 ベンサムの功利主義
第三章 カント
第V部 カントとミル
第一章 道徳法則
第二章 ミルは功利主義の救世主と成ったか
第VI部 ヒュームによる功利主義の完成
第一章 ベネボランス
第二章 コンベンション
第三章 ヒュームと道徳法則の問題
第三章 形式化に向けて
おわりに
内容説明
<新版で充実させた内容>
新版では、ミスを直し、もっと読み易い体裁に書き換えられました。また、人名ならびに事項の索引も充実を図っています。
内容においても、かなり長い注が幾つか付け加えられました。
・アリストテレスと徳論倫理についての注(141頁注5、145頁注1、172頁注1)。
・デカルトについての注(第II部第三章の至る所)。
・メルロ=ポンティについての注(151頁注12)。
・最大多数の最大幸福についての注(162頁注16)。
・社会契約論についての注(165頁注22)。
・選好功利主義そして行為功利主義と規則功利主義についての注(169頁注1)。
・アダム・スミスの公平な観察者についての注(171頁注4)。
・道徳感覚についての注(174頁注8)。
など。
本文構成については、旧版と変わりありません。