目次
演習問題
第Ⅰ部 基礎編ワールド 哲学とその歴史的背景
A 理論哲学
第1章 古代哲学 全ては水からできている?
はじめに――アリストテレスの証言
1 「哲学の創始者」タレス
2 「そのような哲学」とは?――「万物の原理」についての知恵を求めて
3 「水である」をめぐって――原理としての水
4 タレスの後継者たち――彼らの偉大さ
演習問題
第2章 中世哲学 哲学はキリスト教とどう関わるか?
はじめに――哲学とは何か?
1 中世という歴史上の時代区分
2 キリスト教哲学としての中世哲学
3 12世紀ごろまでの中世哲学
4 12世紀なかごろからの中世哲学
おわりに――調和の時代から分離の時代へ
演習問題
第3章 近世哲学 科学時代の到来の中の哲学
はじめに
1 科学時代の到来としての近世
2 神の存在と哲学
おわりに
演習問題
第4章 現代哲学 人間にとっての世界と言語
はじめに
1 科学の変貌
2 人間をとりまく環境世界
3 人間の言語と社会
演習問題
B 実践哲学
第5章 古代哲学 「よく生きる」ことを求めて
はじめに――ソクラテスの大原則
1 「よく生きる」――ソクラテスの場合
2 「善とは何か」――プラトンの場合
3 「人間にとっての善」――アリストテレスの場合
4 「よい」をめぐる論争の時代へ――アリストテレス以後
おわりに――わたしたちの課題として
演習問題
第6章 中世哲学 幸福とは何か? 幸福を獲得するには何が必要か?
はじめに――幸福・法・徳
1 目的論・幸福論
2 自然法論と正義論
おわりに――旅人としての人間
演習問題
第7章 近世哲学 善き行為と幸福をめぐる問い
はじめに
1 幸福とは
2 カントにおける義務と法則
おわりに
演習問題
第8章 現代哲学 実存と徳ということ
1 わたしたちの実感
2 実存ということ
3 徳のある生活とは何か
演習問題
第Ⅱ部 発展編ワールド 哲学の諸問題
第9章 宗教と哲学 哲学者たちは宗教をどう論じてきたか
はじめに――世俗主義の時代
1 啓蒙思想あるいは科学と宗教――近代
2 主体的・内面的な宗教思想――近代から現代へ
おわりに――ジェイムズの宗教思想の現代性
演習問題
第10章 芸術と哲学 美の意味を考える
1 美の評価は人それぞれか
2 美の感受とはどのような経験なのか
3 芸術の意義はどこにあるか
演習問題
第11章 科学と哲学 「科学は哲学」なのか「哲学は科学」なのか
はじめに
1 トランスサイエンスとしての哲学
2 メタサイエンスとしての哲学
3 科学哲学のトピック
おわりに
演習問題
第12章 政治と哲学 社会契約説の系譜
はじめに
1 ホッブズ
2 ロック
3 ルソー
4 ロールズ
おわりに
演習問題
第13章 応用倫理学 生活の中に潜む倫理的問題
1 哲学問題化する社会と応用倫理学
2 日常に潜む倫理的問題――生命倫理から
3 新たな倫理の要請?――環境倫理から
4 応用倫理学は倫理学の応用か?
5 生活の中の応用倫理学
おわりに
演習問題
哲学年表
哲学関連白地図(ヨーロッパ、北米)
関連文献一覧
人名索引
事項索引
内容説明
哲学って難しい?現代のあらゆる問題について考えるのに哲学必要不可欠な学問です。
この本は、言葉を暗記するだけでなく、自分で、そして皆で考え、悩み、「哲学的な考え方」を身につけるための入門書。哲学者たちとともに、思考の世界を渡り歩いてみませんか。