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カントにおける倫理と政治

思考様式・市民社会・共和制

カントにおける倫理と政治

自然状態の生成から市民社会の形成に至るカントの論理を政治と倫理の観点から読み解き、市民の思考様式を解明する試み。

著者 斎藤 拓也
ジャンル 哲学 > 哲学
出版年月日 2019/07/30
ISBN 9784771032286
判型・ページ数 A5・364ページ
定価 7,920円
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

序論
第一部 自然状態の原因
第一章 徳と幸福
第二章 自由な意思規定にみられる悪の問題
第三章 自然状態の二重性——「法律的自然状態」と「倫理的自然状態」

第二部 市民社会と啓蒙
第四章 悪の問題の解決策としての二つの「市民社会」
第五章 啓蒙——思考様式の真の改革
第六章 理性の公共的使用と統治

第三部 共和制への漸進的改革の諸相
第七章 民主制へのパラドクスとカントの共和制概念
第八章 政治における「知恵」の概念——公的意志の形成をめぐって
第九章 統治の改革と祖国的な「思考様式」

結論 「市民社会」が自らを変容させうる条件について

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内容説明

カントの思想において、市民社会はなぜ必要であり、どのような結合でなければならないのか。従来、政治的社会の観点からのみ考察されてきたこれらの問いを、倫理的社会の観点からも問い直し、カントの「市民社会」概念を新たに再構築する試み。

 

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