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クィア・スタディーズをひらく 1

アイデンティティ, コミュニティ, スペース

クィア・スタディーズをひらく 1

「LGBT」「セクシュアル・マイノリティ」という言葉が日本の文脈で広まっていった過程でとりこぼされてきた問題を掘り起こす試み

著者 菊地 夏野 編著
堀江 有里 編著
飯野 由里子 編著
朝香 知己
エイミー スエヨシ
風間 孝
菅野 優香
杉浦 郁子
前川 直哉
渡辺 大輔
ジャンル 哲学 > 思想
社会 > 社会学
社会 > 文化研究
社会 > ジェンダー
出版年月日 2019/10/20
ISBN 9784771032002
判型・ページ数 4-6・274ページ
定価 2,530円
在庫 在庫あり
 

目次

序章 クィア・スタディーズとは何か

第1章 一九七〇年代以降の首都圏におけるレズビアン・コミュニティの形成と変容  [杉浦郁子]
    集合的アイデンティティの意味づけ実践に着目して

第2章 クローゼットと寛容  [風間 孝]
    府中青年の家裁判はなぜゲイ男性によって批判されたか

第3章 女性同性愛と男性同性愛、非対称の百年間  [前川直哉]

Column イスラエルの戦争犯罪に共犯する東京レインボープライドとわたしたち
                   [小野直子(フツーのLGBTをクィアする)]

第4章 コミュニティを再考する  [菅野優香]
    クィア・LGBT映画祭と情動の社会空間

第5章 教育実践学としてのクィア・ペダゴジーの意義  [渡辺大輔]

Column 学校でLGBTをどう扱うか―10年間の経緯と、これから  [遠藤まめた]

第6章 クィアとキリスト教  [朝香知己]
    パトリック・S・チェンによるクィア神学の試み

Column 同性愛の発見と発明―米軍におけるセクシュアリティの歴史  [高内悠貴]

第7章 怒りの炎を噴く  [エイミー・スエヨシ(佐々木 裕子訳)]
    クィア史におけるアジア太平洋系アメリカ人のアクティビズムを記念して

Column 厳しい政治的条件下で手段を尽くして運動をすすめる中国のLGBT  [遠山日出也]



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内容説明

クィア・スタディーズの現在地を知るためのシリーズ 創刊

「クィア」という視点で世界を眺めたときに、私たちは何に気がつき、誰と出会うのか。

 
「LGBT」「セクシュアル・マイノリティ」という言葉が
日本の文脈で広まっていった過程でとりこぼされてきた問題を掘り起こす試み。


以下、順次刊行予定(全3巻)

クィア・スタディーズをひらく 2 結婚、家族、労働
クィア・スタディーズをひらく 3 健康/病、障害(ディスアビリティ)、身体



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