目次
——民主化・台湾化の政治変動——
第1章 総統選挙の争点
第2章 1996年選挙
——民主化後の起点——
第3章 2000年選挙
——政権交代・改革の模索——
第4章 2004年選挙
——藍緑二大陣営の対決——
第5章 2008年選挙
——馬英九の台湾化路線——
第6章 2012年選挙
——92年コンセンサス——
第7章 2016年選挙
——民進党完全執政——
終 章 総統選挙の四半世紀
内容説明
第32回アジア・太平洋賞 特別賞 受賞
第15回樫山純三賞 学術書賞 受賞
日本の隣の民主主義 台湾の選択
台湾の総統選挙は,台湾の最高指導者を決めるだけでなく,台湾の方向を決める。総統選挙は人々の意識を変え,台湾アイデンティティを興隆させた。それはまた,米中の力関係に影響を及ぼし,東アジア情勢を変えていく。
本書は,1996年の第1回から2016年の第6回まで全選挙のプロセスと結果を分析。統一/独立の争点から米中の綱引きに到るまで選挙の諸要因を整理し,総統選挙が映し出す台湾政治の変動,そして,台湾の民主主義がたどってきた路を明らかにした。
台湾総統選挙全6回を網羅した初の研究書。
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