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民俗学読本

フィールドへのいざない

民俗学読本

13のフィールド物語が織りなす民俗学の思考法と実践的有効性!

著者 髙岡 弘幸 編著
島村 恭則 編著
川村 清志 編著
松村 薫子 編著
ジャンル 社会
出版年月日 2019/11/10
ISBN 9784771032668
判型・ページ数 A5・248ページ
定価 2,640円
在庫 在庫あり
 

目次

第Ⅰ部 フィールドとしての日常生活
フィールドとしての日常生活
――民俗学の原点――(髙岡弘幸)

第Ⅱ部 見えない世界を視る
「好きな妖怪は特にありません」
――妖怪博士の告白―― (香川雅信)

「桃太郎」と伝説の「語り直し」(孫 嘉寧)

第Ⅲ部 南島への旅立ち
フィールドワークの愉悦と焦燥
――宮古島での3か月半――(島村恭則)

長生きと向き合う(後藤晴子)

第Ⅳ部 信仰と実践
祭りをやりながら考えたこと
――フィードバックする現場と理論――(川村清志)

「音」の文化を探る
――山伏に「なった」音楽学者――(大内 典)

糞掃衣の真実
――フィールドでの後悔――(松村薫子)

第Ⅴ部 挑戦する民俗学
農業・農村研究というもの
――否応のない現場――(山下裕作)

21世紀のフィールドワークに向けて
――福井県小浜市田烏のナレズシをめぐる地域振興と文化人類学――(中村 亮)

第Ⅵ部 博物館へ行こう!
博物館へようこそ!(川村清志)

博物館が作った「おばあちゃんの畑」というフィールド(島立理子)

「戦争」の「記憶」と向き合う場所(藤坂彰子)

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内容説明

13のフィールド物語が織りなす民俗学の思考法と実践的有効性!

民俗学のどこが個性的なのか。それは、問題の発見とその解明の基盤が、

これを研究しようとする者自身の日常経験の積み重ねとしての人生にある
点、そしてそこに宿る「小文字」の言葉を重視して議論を組み立てようと
する点である。(あとがきより)

《執筆者紹介》*執筆順
・髙岡弘幸・・・福岡大学人文学部教授
・香川雅信・・・兵庫県立歴史博物館学芸課長
・孫 嘉寧・・・関西学院大学社会学研究科大学院研究員
・島村恭則・・・関西学院大学社会学部教授、世界民俗学研究センター長
・後藤晴子・・・南山大学南山宗教文化研究所研究員
・川村清志・・・国立歴史民俗博物館准教授
・大内 典・・・宮城学院女子大学教育学部教授
・松村薫子・・・大阪大学日本語日本文化教育センター、大学院言語文化研究科日本語日本文化専攻准教授
・サランヤー・シューショートケオ・・・チュラーロンコーン大学文学部東洋言語学科日本語講座専任講師
・山下裕作・・・熊本大学大学院人文社会学科研究学部教授
・中村 亮・・・福岡大学人文学部准教授
・島立理子・・・千葉県立中央博物館主任上席研究員
・藤坂彰子・・・呉市海事歴史科学館学芸課学芸員

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