目次
第Ⅰ部 産 業 論
第1章 エアライン・ビジネスとは
1 エアライン・ビジネスとは
2 エアライン・ビジネスの特徴
3 本書の目的と展望――エアライン・ビジネスの視点から
第2章 エアライン・ビジネスの歴史
1 航空機の発達と歴史
2 エアライン・ビジネスの黎明期
3 第二次世界大戦以降の民間航空輸送
4 航空自由化の流れ
5 日本の民間航空の歴史
第3章 空 港
1 空港の概要
2 空港の課題
3 空港の民営化
第4章 LCC(低コスト航空会社)の世界的躍進
1 LCC(低コスト航空会社)の概要
2 LCCの世界的躍進と市場へのインパクト
3 日本のLCC
4 長距離線LCC
5 LCCの功績と今後
Column 1:エアアジアのミッション“Now everyone can fly.”の意味
第5章 これからのエアライン・ビジネス
1 データからみるエアライン・ビジネス
2 航空会社間の硬柔連携の進展
3 運営形態の変化
4 社会貢献と責務
5 日本の航空会社の今後
第6章 航空産業をめぐる新たな潮流
1 コロナウイルスによる航空業界,および関連産業の変容
2 観光政策の転換
3 ビジネスジェットと新たな視点の導入
4 これからの新しい交通・輸送手段をめぐって
第Ⅱ部 経営論(航空会社事業論)
第7章 航空会社の経営計画
1 経営計画とは
2 航空会社の経営計画
3 航空会社の提携やアライアンスの背景
4 航空会社間の提携の類型
第8章 航空会社の安全管理
1 航空会社にとっての「安全」とは
2 安全管理とは何か
3 事故と安全管理
4 安全管理体制の課題
第9章 航空会社の商品(運賃と販売手法)
1 航空会社の商品特性
2 航空運賃
3 GDSの貢献
第10章 航空会社の関連事業
1 航空直結事業関連会社
2 周辺事業会社
第Ⅲ部 現 業 論
第11章 空港業務と旅客ハンドリング
1 旅客ハンドリング
2 ステーション・オペレーション
3 グランドハンドリング
4 安全への取り組み
第12章 航空貨物輸送
1 航空貨物輸送の歴史
2 航空貨物輸送の概要
3 航空貨物輸送のいろいろ
第13章 客室におけるサービス
1 客室乗務員の等級と編成
2 機内サービス
3 安全業務
Column 2:ハラル機内食作成の大変さ
第14章 運航(運航乗務員)
1 運航乗務員とは
2 航空会社における運航乗務員の存在
3 運航乗務員の業務にかかわる安全管理態勢
第15章 エアラインの航空機整備
1 エアラインの整備の概要
2 航空機整備の基礎
3 航空機整備を支える組織
4 整備における安全の取り組み
内容説明
半世紀近い激動の航空業界
現場を知る執筆陣が丁寧に解説!
エアライン・ビジネスの歴史的背景,
航空会社の事業構造の成り立ちから関連事業など,
初学者に配慮した記述・工夫を施し,
新型コロナウイルスによる影響を受けたLCCの現状等,
航空業界研究も収録.
【主な改訂内容】
●第2版では,航空業界を多面的に知ることができるよう,
「産業論」・「経営論(航空会社事業論)」・「現業論」の3部構成とした.
●初版の記述内容を全面的にアップデートすることはもちろん、
本文記述では基本的な内容をやさしく説明し,「さらに詳しく」の項を設けて
読者がメリハリをつけながら読むことができる.
●《新たに追加した内容》
第6章「航空産業をめぐる新たな潮流」
第14章「運航(運航乗務員)」
第15章「エアラインの航空機整備」
【ブックカバーについて】
ブックカバーには、エアラインのさまざまな仕事の場面と航空機の写真、
そして裏面には エアバスA350-900 と ボーイング787-9 のスペックを
掲載しています。
航空機のスペックは、日本航空のご協力でホームページより引用させていただきました。
A350-900の航続距離が5,900km と787-9の14,800kmよりもずいぶん短いと思われるかもしれません。これは、日本航空のA350-900が現在国内線に就航しているため、離陸重量を小さくして航続距離を制限しているからです。A350-900のエアバス設計上のスペックでは、航続距離は15,000km とされており、ボーイング787-9 と同じくらい遠くまで飛ぶことができます。
協力/写真・画像提供:JALグループ