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SDGsとCSRがひらく未来

石田梅岩の心学でフェアな成長を

SDGsとCSRがひらく未来
著者 足立 辰雄 編著
清水 正博 編著
安達 俊英
稲葉 晃
坂口 俊幸
池内 計司
高本 泰朗
藤原 隆信
ジャンル 社会
出版年月日 2021/05/20
ISBN 9784771034907
判型・ページ数 A5・198ページ
定価 2,640円
在庫 在庫あり
 

目次

は じ め に

第Ⅰ部 SDGs から企業の成長を見なおす

第1章 SDGsへの取組は日本人の幸福度を改善するか
1 日本の国際競争力の衰退の原因を考える
2 World Happiness Report にみる日本人の幸福度を考える
3 国民主権と新しい価値観への転換

第2章 仏教の教えに基づく経済活動は可能か
1 経済活動に否定的な仏教の教え
2 「不求自得(ふぐじとく)(求めずして自おのずから得られる)」の経済活動
3 「非 - 常識」な発想の勧め

第3章 SDGs と CSR はどのような関係か
1 SDGs,CSR 誕生の背景
2 SDGs は宝物,CSR は宝船
3 SDGs,CSR,石門心学の導入の留意点について

第Ⅱ部 石田梅岩の心学を経営に生かす

第4章 ビジネスマンは石田梅岩から何を学ぶか
1 石田梅岩の一生より何を学ぶか
2 小栗了雲がわかると梅岩の謎が解ける
3 SDGs の先駆者・石田梅岩
  ――誰一人,取り残さない――

第5章 ビジネスに哲学は必要か
  ――石門心学と経営――
1 石田梅岩の商人道哲学
2 伝承され生き続ける石門心学
3 石門心学精神の経営への影響
お わ り に

第6章 石門心学は子ども教育に役立つか
は じ め に
1 SDGs な江戸
2 寺子屋と子どもたち
3 子どもゼミを全国に開講する
4 今こそ夢を大きく膨らますとき

第7章 日本型CSR で企業価値を高められるか
1 3つの価値に配慮した経営
2 合理的な動機づけと生産性を高める方法
3 日本型CSR(J. AKINDO)で公正な成長をめざす

第Ⅲ部 SDGs-CSR を創造的に実践する

第8章  SDGs,CSR は企業の存在意義をどのように問うているのか
1 新型コロナウイルス蔓延と経営環境の激変
2 危機時における企業の経営理念の意義とSDGs,CSR との関係
3  SDGs とCSR に支えられた経営理念は社員の「総意」と「創意」を引き出す

第9章 日本型CSR をどのように創造するのか
1 経営理念と修正版ISO26000
2 CSR 推進委員会とPDCA サイクルをデザインする
3 社会的責任の実行プランと実績の公表化

第10章 IKEUCHI ORGANIC は何故熱烈ファンを獲得したか
1 モノづくりへのこだわり“最大限の安全と最小限の環境負荷”
2 会社方針と日常業務に矛盾のない経営
3 オーガニックな会社を作りましょう

第11章  リゲッタの経営理念「楽しく歩く人をふやす」はなぜ生まれたか
1 靴製造業の原点を見直して「株式会社リゲッタ」へ
2 地域社会と靴職人を大切にする経営
3 夢,世界の「生野」を目指す

第12章 日本の大学生がなぜネパールの子ども達を支援するのか
  ――ソーシャルビジネスの実践教育とSDGs 人材の育成――
は じ め に
1 多様な社会的課題とソーシャルビジネス
2 ネパール大地震と「Smile for Nepal」の活動
3 コロナ禍でのSmile for Nepal の活動
4 ソーシャルビジネスを通じた学生の学びと成長

第13章 中小企業にCSR 経営の普及啓発をなぜすすめるのか
  ――大阪,京都の経済団体,自治体を事例に――
1 大阪府商工会連合会のCSR 実態調査とCSR 支援活動
2 東大阪市のCSR 経営表彰事業
3 CSR 京都の中小企業へのCSR 啓発・支援事業

第14章  SDGs やCSR を有効にする社会的支援にはどのようなものがあるか
1 すべての組織にISO26000 を導入する
2 社会的責任推進省を設置しSDGs-CSR を推進する
3 金融機関のSRI(ESG 投資)とCSR は連動している
4 宝船プロジェクトでSDGs-CSR 運動のうねりをつくる

お わ り に
人 名 索 引
事 項 索 引


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内容説明

〈推薦文 オビ文より〉

いま、世界的にもCSRが探求されて久しく、またSDGsが提唱されて5年が経過しました。これらの思想と活動の深部には、日本の江戸時代における石田梅岩の経営哲学(石門心学)が横たわっています。本書は、現代経営の課題と石門心学の深い繋がりを、理論と実践の両面から深く解明しています。
仲田正機(アジア経営学会名誉会長、立命館大学名誉教授、京都橘大学名誉教授) 


〈内容紹介〉

SDGs(持続可能な開発目標)を達成するにはどうすればよいのか。CSR(企業の社会的責任)とSDGsはどう組み合わせて運用すべきなのか。本書では、石田梅岩の心学に見られる経営哲学(商人道)を日本型CSRに取り入れた、持続可能な経営理念に基づく成長モデルを提案。優れた実績をもつ企業の事例を紹介し、SDGs—CSRの一体的運用が事業を成功に導き、日本のフェアな成長を可能にすることを示す。


<編著者紹介>〔本データは書籍刊行時に掲載されていたものです〕

足立 辰雄(あだち たつお)[はじめに,第1,3,7,9,13,14章]
元近畿大学教授.
現在,大阪府商工会連合会CSR経営推進委員,東大阪市企業表彰事業審査委員長.

清水 正博(しみず まさひろ)[第4,5章,おわりに]
現在,大和商業研究所代表,大阪経済法科大学客員教授,心学明誠舎理事.

<著者紹介>

安達 俊英 (あだち しゅんえい) [第2章]
圓通寺住職,知恩院浄土宗学研究所嘱託研究員,元佛教大学准教授

稲葉 晃 
(いなば あきら) [第6章]

ライトニング・アンド・カンパニー株式会社代表取締役,中小企業診断士  

坂口 俊幸 (さかぐち としゆき)  [第8章]
坂口俊幸法律事務所代表,弁護士,税理士

池内 計司 (いけうち けいし)  [第10章]
IKEUCHI ORGANIC 株式会社代表取締役

高本 泰朗 (たかもと やすお)  [第11章]
株式会社リゲッタ代表取締役

藤原 隆信 (ふじわら たかのぶ)  [第12章]
筑紫女学園大学教授










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